胃がんは進行していくと命に関わりますが、早期発見・早期治療ができれば、かなりの確率で治すことができる病気です。それを実現するために欠かせないのが、胃内視鏡検査（胃カメラ）です。胃を調べるためにはバリウム検査もありますが、内視鏡検査は「胃の中を直接見ることができるため検査精度が高い」「胃の細胞を採取して精密検査にかけられる」「検査後の排便に支障が出ない」といったメリットがあります。胃に何かしらの症状がある方や、今までに一度も胃内視鏡検査を受けたことがない方は、お早めにご相談ください。

胃内視鏡検査は優れた検査方法ですが、従来は検査を受ける患者さんが苦しい思いをしなければならないことが多々ありました。しかし、当クリニックでは鼻から内視鏡を挿入する「経鼻内視鏡検査」を実施しているため、検査中ずっと苦しい思いをするようなことは、ほとんどありません。また、検査中に会話ができることも安心感に繋がります。（なお、鼻の穴が狭い方などは経鼻内視鏡検査ができないことがありますが、その場合でも口から細い内視鏡を入れますので、従来よりは苦痛が少なくて済みます。）

内視鏡には体内の様子を映し出すためにライトがついていますが、当クリニックが採用している内視鏡のライトは色調を変化させることができ、様々な光を当てることで病変が発見しやすいというメリットがあります。

当クリニックは院長が多くの外科手術を行ってきた経験があり、身体の中の臓器の位置関係を詳細に把握しています。そのため、検査を行う際も常に内部の様子を立体的に考えながら異常がないか調べたり、診断を行ったりすることが可能です。また、救命救急センターでの経験を活かして、緊急時の初期診断を行うこともあります。